2020年、コロナ禍のお盆休みはどう過ごす?

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お盆って、そもそもなぁ~に?

お盆とは正式には【盂蘭盆】といい、
古代のインド語の一つであるサンスクリット語の「ウランバナ」を
漢字にあてはめて読まれた言葉です。

お盆は、日本で昔から長く受け継がれている風習のひとつです。
そんな歴史にも目を向けながら、ご先祖様への想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
お盆の時期お寺では「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法要を執り行います。
各家庭ではお盆には故人の霊が帰って来るといわれ、
お供えや提灯を飾ってお迎えします。

お盆の意味

お盆とは、亡くなった先祖の霊を供養するための行事です。
仏教の多くの宗派では、代々の先祖の霊がお盆の時期に帰ってくると考えられ、
そのご先祖様の霊をお迎えし、また帰っていくときにお送りし、
おもてなしをするものです。

 

お盆の起源って?

お釈迦様の弟子の目連は、母親が死後の世界で餓鬼道に堕ちて飢えに苦しんでいる姿を見て、お釈迦様に母を救う方法の教えを請いました。その教えに従って、布施や供養を僧侶や多くの方々に施したところ、その功徳により母親は極楽浄土に行くことができました。それ以来、目連が多くの人に施しをした7月15日は先祖供養の大切な日となったと伝えられています。

お盆って祝日だったっけ?

いいえ、お盆は祝日ではありません。
カレンダーを見れば祝日ではないことに気づくでしょう。

日本の祝日は「祝日法」という法律で決められていて、該当する日のみが
祝日なのです。

内閣府のホームページで現在の「国民の祝日」が公開されていますが、
お盆はその中にはないのです。
つまり、お盆は祝日ではないということです。

お盆が祝日ではないのに、なんで休みになるの?

祝日ではないのに、多くの企業が休みとなる理由は、
ひと言でいえば昔からの風習があるから。

昔、住み込みで働いていた奉公人は、年に2回休みがもらえ、実家に帰っていました。
この風習を「藪入り」と呼び、旧暦の1月16日と7月16日に行われていたといいます。
この休暇の風習が現在のお盆休みになったとされているようです。

 

お盆期間中、銀行や役所は通常通り営業

銀行は、銀行法という法律に従って営業しています。

つまり、
「土曜日と日曜日、年末年始を休日とする」というものです。

なので、お盆でも祝日と週末を除いて、お休みにはなりません。
ATMも通常通り利用することができます。

また区役所や市役所などの役所も、いつも通りに業務が行われます。

 

サラリーマンの今年の平均的なお盆休みは?

8月8日 (土)
8月9日 (日)
8月10日(月・祝)山の日
8月11日(火)平日(有給取得で9連休)
8月12日(水)平日(有給取得で9連休)
8月13日(木)お盆休み
8月14日(金)お盆休み
8月15日(土)お盆休み
8月16日(日)お盆休み

このように9連休になる人も多いようです。

お盆休みとコロナ禍

2020年の今年はお盆の過ごし方に変化があるようです。

そこで、18~49歳の男女436名に聞いた
「今年のお盆休み&夏休みの過ごし方」のアンケート(株式会社ネクストレベル)
の 結果から、お盆休みをどう過ごす予定のかを探ってみました。

旅行に行く人:約3%
政府が国内旅行を促進する「Go To トラベル」をすすめていますが、
このキャンペーンを「利用しない」と答えた人は83.3%で、
「利用を決めている」の3.9%を大きく上回っています。

帰省派は約1割
「普段なら帰省するけれど、今年は悩んで決めかねている」という声もあり、
本当は帰省したいけれど迷っている人も多いようです。

しかし、子供がいる家庭に限ってみてみると、「今年は帰省しない」と回答した人は
91%と圧倒的に多く、高齢の両親や子供の双方のことを考えて、
帰省はやめるという人が多いようです。

「家で過ごす」人が多数
お盆休みの過ごし方でもっとも多かった回答が、
「家で過ごす」(43.1%)で自宅でバーベキューをしたり
近場への外出にとどめるといった風潮が広くいきわたっているように思えます。

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